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新潟県新潟市・新発田市の印刷会社・(株)福島印刷のブログです。

桜の幸せ

新潟でも数日前に桜の開花宣言が出されました。
17日の新潟市近辺は雲ひとつない快晴。吸い込まれるような青空がうれしく、新発田市の城址公園に桜を見に出かけました。
息子にはまだ桜といってもピンとこないようで、いつもより人の多い公園に戸惑い気味の様子。魚のつかみ取りに足を止め、すれ違う人を興味深そうに見つめていました。。
新潟下越地方の名物「ぽっぽ焼き」を初めて食べさせたところ、黒砂糖の素朴な味はいたく気に入ったもよう。もう少し、もう少しと手を伸ばしていました。
お祭りなどイベントのときには必ず出店で売られているぽっぽ焼きは、新潟人にとって身近なものです。彼にとっても故郷の懐かしい味になることと思います。
日本でいろいろな出来事のあった今年の春は、特別な思いで桜を愛でました。
家族そろって穏やかに桜を見ることができる幸せを、ひときわかみしめた一日でした。
季節の便り
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節電実験

新潟県では13日、「節電実験」が行われました。
東北電力では、大震災の影響で、供給能力が被災前の3分の2の水準になっていると言われます。
夏の需要期を見据え、大規模な計画停電を避けるために、産業界、家庭ともに自主的に節電に取り組むトライアルです。
電力使用の集中する17−19時に節電を心がけようというもの。
生産ラインを止めた企業や、照明を大幅にカットした小売店などもあるようです。
家庭では電子レンジや炊飯器などの電気機器の使用を控える、暖房を一度下げる、不要な照明を消すなどが呼びかけられていました。
我が家ではもともと、17時前に夕食の下ごしらえを終えてしまうので、あまり大きく生活を変える必要はありませんでした。
ただ意識してみると、そう暗くもないのに反射的に照明をつけてしまっていることもあり、反省する機会になりました。
大規模な停電は、経済活動に大きく影響するだけでなく、本当に必要としている人や場所からも電気を奪うことがあります。
さまざまな英知と努力で、この状況を前向きに乗り切ることができればと思います。
日々つれづれ日記
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上棟

建築中の自宅で上棟が行われました。
春になり、日柄がよかったようで、町のあちこちで上棟の光景が見られました。
上棟というと、小さいころ近所で家が建つ度に「餅まき」が行われるのが楽しみでした。
今と違って、お餅といえば正月に食べるものだったので、そうでない時期に食べられるのが子供心にも嬉しかったです。今思えば口コミで日時が伝えられていたようですが、たくさんの人が拾いに来ていました。小銭も投げられました。調べてみると、全国各地の風習のようで、在来工法でない、いわゆる「棟」を上げない家でも行われる場合があるようです。
とはいえ最近は簡素化されているそうで、特にハウスメーカー主導の建築では包み物なども一切しない場合が多いとか。
私のところも、工務店の方に「何もしなくていいですよ」と言われましたが、気持ちばかり職人さんにお酒等を用意して持ち帰ってもらいました。
折しも余震が頻発し、新潟市近郊でも震度4−5弱を観測することもあるこのごろ。
携わられる方々が安全に、無事に工事が進むことを祈りたいと思います。
日々つれづれ日記
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緊急告知ラジオ

緊急告知FMラジオを買いました。
地震後に発行された自治体の広報で紹介されるまで、そのようなものがあることも知りませんでした。
電源がオフであっても、緊急地震速報のほか、各種警報、災害時などの情報がコミュニティFMなどから配信されます。
効果に賛否が聞かれる緊急地震速報ですが、テレビで速報が流れると、たとえ揺れが来るまで数十秒ほどであっても、子供の安全を確保するなど心構えができるので、我が家では有効です。
このラジオは普段は電源コードを使いますが、停電時には自動的にLEDライトが点灯し、充電池で作動します。
普段は地域FMだけですが、普通のラジオ放送を聞くことができます。
東日本大震災の余震で、新潟市近辺も震度3−4を観測したばかり。リビングの一角にこのラジオを置いてほっと安心する半面、使う機会ができるだけないことを祈っています。
日々つれづれ日記
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再び、布おむつ

息子が生まれて間もないころにも、布おむつについてこの欄で書きました。
今回、娘は生後一カ月から布おむつを使っています。退院直後は私にたくさんの洗濯をする体力的余裕がなさそうなので、回避していました。
紙おむつから布に切り替えると、抵抗なくどんどん取り替えられます。
またごみの量が大幅に減り、出費も大きく違いました。東日本大震災でしばらく紙おむつが品薄になりましたが、我が家は心配せずにすみました。
きょうは自治体の保健師さんの訪問があり、「布おむつの方は珍しいですね!」と驚かれました。
娘は豪快な性格なのか、紙おむつを跳ね飛ばして不快感を表現します。
息子のときに、赤ちゃんも布おむつが気持ちいいのだな、と感じましたが、やはりどんなに研究し尽くされても紙には多少の違和感があるのかもしれません。
日一日と暖かくなってきたこのごろ。洗濯も楽しくなってきました。
育児日記
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桜だより

桜のたよりが聞かれるようになりました。
関西に住む友人が、家の近くの桜をホームページにアップしていて、そんな季節なのをすっかり忘れていたことに気付かされました。
新潟市近辺は、まだ時折寒い日があるものの、気温が上がっています。
娘を抱き、息子を連れて散歩に出ると、道ゆく人みんなが笑っています。
農作業の手を休めているおばさんも、庭の手入れをしているおじいさんも、犬の散歩の中学生も、みんな爽やかにあいさつをしてくれました。
北国に住んで10年余り。冬の寒さが厳しいほど、春の喜びが大きいことを知りました。
降り注ぐ太陽の日差しを浴びるだけで、私たちはすでに多くのものを与えられていると感じます。
桜前線が北国に届くのもあとわずか。すべての人が心穏やかに桜を愛でることができる日本であるように、切に祈ります。
季節の便り
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品薄に思う

東日本大震災以来の品薄が、徐々に解消されてきました。
まだまだ被災地では十分でないようですが、新潟市近辺では、スーパーの棚に商品が戻ってきています。
今回の品薄にはいろいろなことを考えさせられました。
多くの日本人が、ほしいものが買えなくなる日が来るなど、思ってもみなかったのではないでしょうか。
首都圏の計画停電の影響を受けているもののほか、いまだに品薄が続く商品の中には、工場が被災したケースも多くあるようです。
紙おむつを捨てるときに止めるテープ部分や納豆の容器など、工場の生産がまだ回復せず品薄につながっているものが、新聞で報じられていました。
当たり前のことですが、例えば食品であれば、生産者がいて、加工する人がいて、容器を生産する人もいるー私たちの生活がいかに多くの産業とそれに携わる人たちに支えられているか、ということを実感しました。
商品が補充されないままの空いた棚を見ると、この品物がたどってくる道のりを思い、そこに生きる人たちの暮らしが早く元通りになるように願います。
日々つれづれ日記
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テレビ解禁

育児書には、子供は3歳になるまではテレビを極力見せないように、と書かれています。かかりつけの小児科の先生も機会あるごとに「テレビを見せていませんか?つけっぱなしの家庭は気をつけてください」とおっしゃいます。
というわけで、息子が生まれてからの我が家は生真面目に大人もテレビを見ずにきました。
しかし1歳半にしてついに解禁。
きっかけは一枚のDVDでした。
子供むけの教材の勧誘DMに入っていたDVDをつい再生すると、気ぐるみのキャラクターやダンスに息子が大喜び。
機会あるごとにテレビのリモコンを指さして、再生してと要求します。
こんなに喜ぶなら、と朝のこども番組も2つだけ一緒に見ることにしました。
大人も我慢していたニュースを解禁しましたが、あまりに暗い内容や画像のときは消すようにしています。
もっとも、子供にテレビを見せる場合は、一緒に話しかけながら見ることが肝要だそうです。
我が家の息子も、一人でなら別に見なくてもいいという態度。
一緒に身振り手振りをし、話しながら見るのが楽しいようです。
テレビで覚えたしぐさもいくつかあり、これはこれで彼の表現力を豊かにしているのかもしれません。
育児日記
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暖房談義

北海道にいたころ、冬になると、頻繁に風邪をひいていました。
5年ほどたったときに知人にその話をすると、「夜ずっと暖房つけていればいいじゃないの。そういう人けっこういるよ」とのこと。
西日本で育った私は、寒くても夜は暖房を消すものだと思っていたので、衝撃でした。
その知人は東京出身でしたが、旭川出身の友人も家にいるときはずっと暖房をオン。暖房をつけて眠れば確かに風邪は引きませんが、朝まで罪悪感が残ります。
新潟市近辺に住む知人に聞くと、就寝中は暖房を切るという声が大半。家人も、実家の自室は時に氷点下だったといいます。
ただ小さい子供のいる家庭では、地域に関係なく、一晩つけっぱなしという声も。ネット上で「質問」し、意見を求めている人も多数いました。
我が家は明け方近くまで家人が仕事をしていることもあって、結果的につけていることが多いのですが、子供の体温調節機能を考えると、あまり暖かくしすぎない方がいいようです。寝る前に切って、明け方にタイマーでオンするーというのが落とし所でしょうか。
節電に一層心がけるべき世の中、耐えるだけでなく、うまい工夫を探していきたいものです。
日々つれづれ日記
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水の旅

水道水をめぐる問題が連日、報道されています。
新潟市近辺は今のところ、差し迫った事態ではないようですが、各種ホームページで、近隣の水質状況を把握するようにしています。
この水がどこから来ているものなのかーあらためて考えてみると、無頓着に水を使っていたことに気付かされました。
私の実家は子供のころ、台所などでも井戸水を利用していて、冬は温かく、夏は冷たく、水を「生き物」と感じていました。それが実家を離れてからは、水道水をもっと人工的なものにとらえるようになっていました。
しかし今回の件で、この水が○○水系から○○川を流れ、ここに至るーと水の旅をたどってみると、あらためて水が自然の恵みであることに気付かされます。
流域の自然、人々の暮らし、そういったものもこの水はみんな知っているように感じます。そう思うと、水道水から際限なく流れ出る水を、少しも無駄にはできないという気がします。
大震災、そしてそれ以来の生活の変化に、あらためて私たちの暮らしが自然の豊かな恩恵にあずかってきたことを気付かされています。
日々つれづれ日記
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