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新潟県新潟市・新発田市の印刷会社・(株)福島印刷のブログです。

梅しごと

実家の父から梅がどーんと送られてきました。
梅の木が不要になった人に始末を頼まれ、移植したものが24キロの実をつけたそう。
私のところには長い旅をして4キロがやってきました。
一昨年、梅酢と梅干しを漬けましたが、昨年はお休み。今年はまず半分を梅シロップにすることにしました。
氷砂糖を使うものだと思っていましたが、先日知人にいただいた梅シロップが非常においしく、きび砂糖を使っているというので、今回はそれに習うことに。
丁寧に洗ってあくを取り、拭きとってからへたを取っていきます。
これまではブスブスフォークで突き刺していましたが、知人に梅が痛そうじゃない、と言われて納得。実際金属は使わない方がいいそうで、竹ぐしで地道にやりました。
2キロの梅でよくある赤いふたの瓶がいっぱいになりました。
育てる楽しさのある梅しごとです。うめ
季節の便り
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初の動物園

石川県にあるいしかわ動物園に行きました。
カーナビの予測による新潟からは車で4時間半。子連れのゆっくり旅では6時間かかるかと思いましたが、5時間ほどで着きました。
絵本や子供向けのテレビなどでぞうやきりんが出てきても、1歳9カ月の息子には全然ピンときません。そんなわけで普段見られない大きな動物を見せることが今回の旅の大きな目的でした。
暑さ寒さの難しい日で、機嫌が今ひとつだった息子は最初から歩くことを放棄。ベビーカー2台で息子と娘を連れて回りました。
最初はぞう。息子は普段見ているものとの縮尺の違いに戸惑っていたようですが、感嘆の声をあげていました。
チンパンジー、キリンなどはあまり激しく動かず、リアルな生き物だと認識できているのかどうか。
唯一じゃれあって遊ぶリスには目を丸くして見入っていました。
この動物園では天寿をまっとうして亡くなった動物についてのお知らせが散見され、大切にされて老衰で亡くなったケースが多いのではないかと思いました。
規模もちょうどよく、駆け足ながら全部見て回ることができました。
この次に来るときにはきっと、もっと動物がわかるようになっていると思います。
育児日記
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好き嫌い

1歳9カ月になる息子は、最近、食べ物の好みが顕著になってきました。
離乳食をはじめて以来、好き嫌いは全くなく、野菜、豆腐、豆を中心に何でもよく食べました。熱を出すなど体調を崩したことがほとんどないのも、しっかり食べるからだとよく言われます。
それが最近は、いろいろ食べ物の味を覚えてきたせいでしょうか。
あれはいや、これはいや、が始まりました。
加えてもともと性格が慎重なためか、見慣れない食べ物は口にしません。
食べ物を残されるのがもっとも萎える私には頭が痛いです。
今朝は味噌汁の大根を断固として食べず、食べろと叱る家人と根比べ。
大根は大好きだったのですが、今朝はいつもの千切りではなく、いちょう切りにしたせいのようです。
気を取り直して、昼ごはんに、大豆や野菜を細かく切って粉チーズや塩と炒め煮し、パンに乗せて焼いたピザ風を作りました。
大人にはちょっともさもさした口あたりですが、見た目の楽しさもあってか、、息子は黙々と全部食べていました。
ささやかな勝利感を覚えつつ、親の側もやはり努力と勉強が大切だとあらためて思いました。
こどもぴざ
育児日記
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ひとりオーケストラ

調べ物をしていて、秋に私の故郷の山口で開かれるコンサートの、チラシを目にしました。
被災地にエールを送るチャリティーコンサートです。「第九を歌う会」の主催で、チラシでは合唱の参加者を募集していました。
プログラムの中の二曲に、「演奏『神田将』」とあるのに目を引かれました。
神田将(ゆき)さんは、一人でオーケストラに迫る演奏を実現する電子ピアニストです。以前、テレビで見たことがあります。いわゆるエレクトーンは、最近の電子技術で飛躍的に進化していますが、表現力の豊かさで聴衆を圧倒するアーティストです。
演奏されるうち「大地讃頌」は、「混成合唱のためのカンタータ 土の歌」の最終楽章。中学校の合唱コンクールなどでおなじみの曲で、自然への敬愛にあふれた歌を懐かしく思い出しました。
ところで神田将さんのことをあらためて調べていたら、今年の春、新潟の五頭温泉で行われたディナーショーの記事にヒットしました。故郷のコンサートを調べていて「新潟」の文字に当たる小さなご縁は、なんだかうれしいものです。
日々つれづれ日記
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たくましい植物

庭に紫色の花が咲きました。
この家に引っ越してくるとき、庭のあちらこちらに根を張っていた植物です。
不動産会社の人が「ハーブみたいですね。ローズマリーでは」と言っていましたが、あまりの量に転居前にほとんど抜いてしまっていました。
たくましく根を張る植物とは思っていましたが、2年越しで花を咲かせたのには驚きました。敷地の外にも飛び出し、道路にも花を咲かせていました。
植物に詳しい知人に写真を示して聞くと、「フレンチラベンダー」と教えてくれました。淡路島在住の知人で、あちらでは「ラビットラベンダー」というそうです。なるほど、花がうさぎの耳に似ているようにも感じられます。
紫色がとても上品です。
来月にはこの家から転居します。その前にこの花の名前を呼んであげられたのをとてもうれしく思いました。
ラベンダー
季節の便り
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お食い初め

娘のお食い初めをしました。
一生食べ物に困らないように、と願いをこめて、赤ん坊に箸をつけるまねをさせる行事です。
生後100日ほどでやる地域が多いそうですが、ちょうど4カ月の日にしました。
前もって鯛を注文しました。
しけで船が出ず、あまり選べなかった結果、思いがけず奮発することに。
鯛が確保できたことに安心し、ほかは白和え、紅白の酢の物、お吸い物、息子が食べる用に卵焼き。あり合わせで作りました。
最近は食卓に一緒につかせることの多い娘ですが、まねだけでも口につけさせてもらって嬉しそう。心なしか「食べられないのかしら?」という表情にも見えました。
息子のお食い初めも1年半ほど前だったはずですが、もうずいぶん昔のことのようです。子供の成長の早さをあらためて思い、娘のさらなる幸福を祈りました。

たい
育児日記
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小さな奇跡

子供は早起きであることが多いものですが、我が家も然り。
1歳の息子は朝6時ごろから目ざめて活動しています。
これまでは家人にからんで起こし、次々と絵本を持ってきては「ハイ!ハイ!」と読んでくれるまで騒いでいました。夜が遅い家人にはちょっと過酷に思えることもありました。
しかし何度も「もうちょっと寝かせておいてあげなさい」と話すうちに、息子はぴたりと家人を起こさなくなりました。相変わらず早く目ざめていますが、一人で遊ぶかまどろんでいて、家人が起きたのを確認すると笑顔で猛ダッシュしていきます。
おとなが思うよりも、子供は言葉以上の何かをつかんでいるのかもしれません。
そんな話をしていたら、3カ月の娘がおもちゃのメリーのつまみをいじって、自分で音を鳴らし始めました。偶然手が触れたのかとも思いますが、小さくどよめいた我が家でした。
小さな奇跡か、予定された事実か。日常は楽しいきらめきで満ちています。
育児日記
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マリンバの音色

東京でマリンバ教室を主宰している知人から、コンサートのご案内をいただきました。
6月4日に糸魚川で行われる「弁天岩マリンバコンサート」です。パンフレットによると、弁天太鼓や地元の中学生との共演も予定されているそう。子連れなので残念ながら見送りますが、ご案内をうれしく受け取りました。
マリンバとは木琴の一種で、音板の下に共鳴用のパイプがついています。木の自然の音の響きは癒し効果もうたわれ、最近はソロ楽器としても注目されています。
この知人は、マリンバを通じた日中友好に力を注ぎ、訪中公演も重ねています。たおやかで、マリンバの音色そのままの癒しの雰囲気の漂う女性でしたが、バイタリティのある人でした。
マリンバではさまざまなジャンルの曲が演奏されますが、私が好きなのは「瑶族舞曲」です。もとは中国の管弦楽曲でヤオ族の伝統音楽に着想を得たものとされています。
非常に民族的で古きよきものを思い起こさせる「瑶族舞曲」。知人の姿に重ねて、そのメロディを懐かしく思いだしました。
日々つれづれ日記
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故郷再発見

実家の父から荷物が届きました。
野菜やお菓子とともに、木工細工のSLが入っていました。
息子のおもちゃに、ということです。
最近、山口市の重源の郷(ちょうげんのさと)に行ったときに買ったと言っていました。
重源の郷とは、源平の戦いで焼き打ちにされた東大寺再建の責任者を命じられた重源上人ゆかりの地です。
重源はこの地で用材切り出しの任務にあたりました。
今は竹細工やそば打ちなどもできる体験交流施設となっています。
故郷でありながら、名前を知っているだけで、実は行ったことがありません。
離れてみて、故郷には魅力ある場所が多々あったのだと今にして思います。
荷物の箱から出てきたSLに息子は「ほおーっ」と大きな目をまんまるにして驚き、早速抱きかかえて駆けまわっていました。
遠い旅をしてきたSLを見ながら、いつか息子と父とともに、この地を訪れたいと思いました。
日々つれづれ日記
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友来る、カニも来る

遠来の友を迎えました。
以前の勤め先の後輩で、友人であり、妹のようでもあり、公私にわたる付き合いを続けて十年になります。
一緒に面白い仕事をしては飲み、夢を語っては飲み、日々に疲れては飲み。
お互いにその会社をやめることなど想像もしませんでしたが、彼女も先ごろ退職し、結婚しました。
駅に迎えに行って自宅に戻ると、カニが届いていました。
見たことがないほど大きく、立派な毛ガニです。
送り主は二人の以前の上司。「思い出話をしながら味わってください」とメッセージがありました。
北海道で初めて勤めたとき、居酒屋で出てきた毛ガニに「本当に毛が生えてる!」と驚いたことを懐かしく思い出します。
カニをいただきながら、夜は枕を並べて修学旅行の夜のごとく、近況を尽きることなく語り合いました。
「お互いに幸せで良かったね!」と帰り際に涙ぐんでいた彼女。「オバサンになって涙腺が弱くなったかね」と大笑いしながら、爽やかに去って行きました。

かに
日々つれづれ日記
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