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新潟県新潟市・新発田市の印刷会社・(株)福島印刷のブログです。

懐かしのクッキング本

実家から送られてきた荷物の中に、子供用のクッキングの本がありました。
「ミニレディー百科 たのしいクッキング」と言います。
子供のころ、この本を見ながらプリンを作りました。
ほかの場で、この本のことを思い出した文章を書いたら、母が読んで探してくれたようです。もう残っていると思わなかったので感激でした。
昭和55年の発行ですが、調べたらやはりもう絶版でした。
日本茶の入れ方、卵でつくるエッグサイダー、コーラフロート、カレーもルウではなくてちゃんと炒めてつくるやり方が載っています。なかなかこういう本は今はもうないように思います。
この本は姉の所有でしたが、私にとっての最初の料理の本で、この本を読んであこがれを募らせた料理もたくさんあります。
この本を見ながら何か作ってみたいと思っています。
そのうち息子や娘が、この本を見て料理をしてくれたらいいな、とも思いました。
日々つれづれ日記
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鮭をさばく

買い物に行くいつもの安売りスーパーで、鮭が安売りされていました。
一本ものです。
迷った末に買ってしまいました。
そのままのものもありましたが、私が選んだのは頭とはらわたは抜いてあるもの。
家に帰って、さばきます。
来週、とぎに出そうと思っていた包丁は全然切れず、鮭のぬるぬるした体に、生々しい生を感じてしまいました。
3枚におろすつもりでしたが、腹骨がうまくはずれず、業を煮やして、腹骨はくっついたままグリルで焼くことにしました。
下手に身をつついて味を損ねるよりは・・というわけです。
焼きあがったあとにほぐして、ごま油とごまで炒め、ふりかけ風に食べることにしました。
こうした大きな魚をおろすと、ものすごく徒労感に見舞われます。
でも、いのちをいただいている重さは、切り身を食べているだけではわからないと思うのです。
今日の料理
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早く!と言わない

新潟市近辺は冷え込んではいるものの、おひさまが顔を出す気持ちよい一日でした。
子供たちを連れて用事で歩いて出かけました。
思いがけず、街路樹がどんぐりの実を落としていました。
息子に「どんぐりころころのどんぐりだよ」と言うと、「あった!」「いた!」と次々拾い始めました。「木にちょっとくださいねって断るんだよ」と言うと、「チヨウダイネー」と話しかけていました。
最近は、子供に「早く!」と言わないように心がけています。
「早く!」とは、大人の都合重視の言葉なので、急がせるにしてもほかの言葉を使いたいと思うのです。
気をつけてみると、なんと「早く!」と多用していたことか。急ぐ必要もないのにせかしていたことに気がつきました。
子供が納得するまで付き合うと、散歩の時間は思いがけなく長くかかりました。
それでも「早く!」を言わないと、自分の心にも余裕が生まれるように思います。
育児日記
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キャベツ炒め

私が冷蔵庫で比較的、持て余すものに、キャベツがあります。
以前はロールキャベツや、あるいはトマト缶とチキンと煮込むキャベツシチューで、どーんと消費していましたが、お肉を食べなくなってからはこういうメニューも食卓から姿を消しました。魚系の材料でつくるロールキャベツもあるのですが、少々手間がかかって滅多に作りません。
今日は思いついて、キャベツとしらすの炒めものを作りました。
札幌のとあるダイニングの看板メニューに似たものがあったのですが、簡単な素材にもかかわらず、どうしても思うような味になりませんでした。
この間、佐藤初女さんの本を読んでいて、キャベツの水分を飛ばすために最初に空炒りしてから炒める手法が載っていて、これかも、と気付きました。
水分を出して甘みを引きだしてからあらためて油を入れて炒めるというわけです。
しらすを入れ、だしじょうゆで味をつけたら、思い通りの味になりました。
優しい料理です。これならキャベツが冷蔵庫で余ることはなさそうです。
今日の料理
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ゴールド免許

免許の更新に行きました。
久しぶりのうれしいゴールド免許です。
講習の前にSDカードの案内がありました。
私は名前しか認知していませんでしたが、自動車運転センターが発行している安全運転者向けのカードです。SDはsafe driverの略。
飲食店や宿泊場所、マイカーローンの金利などが割り引きされると言います。
説明によると、加盟店舗は新潟県で1500件超。加盟店は東京、大阪に次ぐ多さだということでした。
証明書の発行に630円がかかるけれども、こんな店舗でもこんなホテルでも使えますーというPRで、終了後、早速申し込みの列ができていました。
割引分がどう補てんされるかがよくわかりませんが、安全運転者を応援するためにさまざまな取り組みがなされていると実感しました。
それにしてもうれしいゴールド免許。安全運転で大切に継続したいと思います。
日々つれづれ日記
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女性の就業率

きょうの日経新聞の地方版に、新潟は女性の就業率が全国6位であるーという記事が載っていました。それによると県内の女性就業率は78.1%。
女性の就業率が高いのは上から、富山、石川、福井、山形、島根。いずれも日本海側の県であることが目を引きました。就業率というと、景気と結びつけてイメージしがちですが、必ずしもそうではないのだと気付かされました。
記事では、女性就業率の高い理由のひとつを、雪国であることだと説明しています。
いわく、冬場は多くの男性が出稼ぎに出て、女性も働いてきたため、だれもが働く風土があるーと。
また県内の待機児童がゼロであることにも触れていました。
考えてみると、新潟は他世代で同居するケースが多く、その面からも子供を預けて働くことができる風土があるように思えます。私の友人たちにも、出産後、自分の両親に子供を預けて、すぐ職場復帰する人が多くいます。子育ては一家でするものという意識が、知らずにあるのかもしれません。
他の上位の県にも、こうした点が共通しているのかもしれないと思いました。
日々つれづれ日記
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おにぎり

ここ最近は、おいしいおにぎりに挑戦しています。
この欄に何度か書いたことがありますが、実家の母がつくるおにぎりは特別おいしく、家人は「売り物よりうまい」といつも手放しです。
愛情が違うのだろうと、同じようにつくることは最初から放棄していましたが、作り方にまだ改良の余地があることに気付きました。
先日書いた「森のイスキア」から学びました。おにぎりは、イスキアのトレードマークのようになっている癒しの料理です。
佐藤初女さん流は水のつけ方にコツがあるのですが、ほかに米が呼吸できるように握るーという感覚をつかみたいと思って、おにぎりばかり作っています。
食べている家人は、段違いにおいしくなったといい、気をよくしていますが、つい食べ過ぎてしまうのがおにぎりの欠点。気付けば、いつもよりもたくさんの米を食べていて、せめておにぎりの大きさを小さくしようか、逡巡しています。
今日の料理
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小人の世界

長岡市にある新潟県立近代美術館に、「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」を見に行きました。
スタジオジブリの「借りぐらしのアリエッティ」の世界を、映画美術監督の種田氏がセットで実現するという企画です。
「借りぐらし」は、小人たちが人間たちから生活に必要なものを、人間に気付かれないだけ借りてきて、ひっそりと質素に生きる物語。
映画は最近DVDで見たばかりですが、必要なものを借りたり、手作りしたりして静かに生きる小人たちの世界に、反省と共感を抱きました。
美術館に登場した小人の世界では、人間の屋敷の地下に暮らす小人たちの家が細部まで非常にリアルに表現されていました。
展示によると、宮崎駿監督は、大量消費時代が終焉を迎えようとする今だからこそ、借りぐらしという感覚がマッチする、とこの作品を着想したようです。このような表現ではありませんが、そんな意味のことが書かれていました。
時代の空気をつかみ、作品を創造していくこの嗅覚は、すごいの一言です。
そしてこの作品が多くの人に受け入れられたのは、人間に与えられているものはすべて大自然、あるいは神からの借り物であるというメッセージー私はそう解釈しましたがーが共感を得たからなのだと思います。
日々つれづれ日記
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にんじんの白和え

夕飯ににんじんの白和えを作りました。
佐藤初女さんの本に出ていた作り方でやってみました。
佐藤初女さんは、弘前で「森のイスキア」を主宰している方です。
「イスキア」は悩みがあったり、心が疲れたりした人が訪ね、初女さんの料理を食べるだけで癒されるーそんな場所です。
初女さんの料理は、材料の「表情」が変わっていくのを見ながら、炒めたり、煮たり、焼いたりー「食材」もいのちとみているのです。
このにんじんの白和えは、繊維に沿って切り、落としぶたをして砂糖と塩で煮てから、くるみと豆腐であえます。切り方、煮方にほんの少しの心配りをするだけで、こんなにもにんじんの甘さを引き出すことができるというのに、とても驚きました。
料理の本を見て、時には材料を取り寄せて、いろいろなものを作ってきましたが、最近は身近にある当たり前の材料で、心に響く料理を作りたいと思っています。
くるみもスーパーの製菓売り場にありますが、新潟市近辺ではくるみが採れるので、できれば地場の日本ぐるみを使いたい、と思います。
残念ながら食わず嫌いが続いている息子に、この白和えは食べてもらえませんでした。
しかしいつか、これがおふくろの味のひとつになればーと思います。
今日の料理
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シンメトリー記念日

きょうは何の日でしょうか?
シンメトリーの日です。
20111102。
左右対称で、どちらから読んでも2011年11月02日です。
20世紀にはなく、21世紀では3回目の貴重な日です。
で、この貴重な日に私は誕生日を迎えました。
よく晴れた日だったので、どこへ遠出しようか、買い物に行こうか、いろいろ考えましたが、結局いつも通りでした。
でも、いつも通りの家事、散歩、子供の世話、等等に幸せを感じる日でした。
実家の両親からはもち米やみそ、それにルームシューズのプレゼントが入った宅配便が届きました。
いくつのころからか、誕生日は感謝する日になってきた気がします。
日々つれづれ日記
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