ブログTOPに戻る

新潟県新潟市・新発田市の印刷会社・(株)福島印刷のブログです。
<< よいとまけ | TOP | 90歳の底力 >>

みんな誰かの・・

ある作家のエッセー集に「みんな誰かの愛しい女」というのがありましたが、生後まもない息子の世話をするたびに、みんな誰かの愛しい「子供」かもしれない、と思います。
言うまでもなく赤ん坊の世話は昼夜を問わず。終わりなく続くらせん階段のように授乳とオムツがえを繰り返し、暑さ寒さに気を配り…。それが苦にもならないことを自分でも不思議に思います。
また、子供を授かって初めて、人はこんなにもあふれんばかりの思いを受けて生まれてくるということを知りました。無事に生まれるように、元気な子であるように、と親が思うだけでなく、周囲の人も同じように温かい眼差しを注いでくれます。その祈りにも似たたくさんの思いに、人は守られて生きていくのかもしれません。
自分はもちろんのこと、あの政治家も、あの芸能人もこんな赤ん坊だったんだ、と思うとある種の感慨が湧きます。無償の愛を与えて子供を育てるという営みを人が繰り返してきたと思うと、圧倒されるような気持ちになります。
息子が生まれてから何度となく思い出すのは、故郷の両親。ありがたさに、少しいたたまれない感じさえします。
日々つれづれ日記
author : fukushima-p | - | -